子宮頸がんの治療を解説!治療法や治療薬【治療ガイドライン】ブログ

こんにちは、やまぐちです。

当記事では、子宮頸がんの治療について詳しく解説しています。

各ステージにおいての治療の選択、治療法や治療薬について記事にまとめました。

また、妊娠中の治療、治療後の妊娠などについても触れていますので、ご参照ください。

子宮頸がんの治療の選択

子宮頸がんステージ別の治療方針の選択

一つの治療法だけではなく、組み合わせて行われることもあります。

子宮頸がんになると治療しないわけにはいかないです。子宮頸がんで治療しないで免疫力による自然治癒が期待されるのは、前癌病変(子宮頸部異形成)の段階です。

治療しないで済むかどうかは、高度異形成の段階がキーポイントだと言えます。上皮内ガンに進行する確率は約40%と、ガン化の進行度が増し危険は大きくなります。

一般に高度異形成まで進行した場合、手術で病変部を切除しなければならないので、軽度異形成から中等度異形成への進行を防ぐことが重要になります。

子宮頸がんの治療には、手術、放射線治療、薬物療法の三大治療法で治療方針を決めていきますが、一つの治療法だけではなく組み合わせて行われることもあります。

下図に示すように、各ステージの治療法に明確な線引きはありませんので、原則的な治療法の一つの目安として、治療方針について担当医と話し合う際の指針としてご参考ください。

※妊娠を望む場合や合併症の有無などによって、別の治療法を選択することもあります。


国立ガン研究センターがん情報サービスより引用

子宮頸がんの治療法

子宮頸がんの治療法【手術療法】

子宮頸がんの手術には、大きく4つの術式があります。

がんの治療法として最も基本的な治療法で、がん病変そのものを外科手術で除去する局所療法です。

子宮頸がんの手術には、大きく4つの術式があります。

円錐切除術:がんのある子宮頸部の組織を円錐状に切除する方法
単純子宮全摘出術:子宮を切除する
準広汎子宮全摘出術:子宮と腟、基靭帯の一部を切除する
広汎子宮全摘出術:子宮・腟の一部や基靭帯、さらにリンパ節を取り除く

それぞれの術式について詳しくみていきます。

円錐切除術

子宮頸部のがん化している病変部の組織を、円錐状にくり抜くように切除する術式で、開腹手術ではなく膣側からの外科手術となります。

高度異形成に対しては、病巣を完全に切除する治療として行われますが、レーザー治療が可能な場合もあります。

0期の治療も同様に、病巣だけを円錐状に切り取り子宮を残す子宮頸部円錐切除術が行われますが、場合によって単純子宮全摘術が行われる場合もあります。

また、画像診断ではわかりにくい早期がんの場合には、がんの広がりを正確に調べる目的で円錐切除術を行い、顕微鏡で確認しガンの広がりに応じた適切な手術の方法が決められます。

単純子宮全摘術

子宮だけを切除する術式で、子宮頸部周辺の組織は取らない手術です。子宮筋腫などの良性の病気と同じ手術方法になります。

開腹手術、腟式手術(開腹せずに腟から切除)、腹腔鏡下手術のいずれかで行われます。膣と子宮の接合部分で奥側の子宮のみを全摘出しますので、膣はそのまま残ります。

子宮頸がんに対する手術療法の場合、子宮を全摘出するかどうかは、患者さん本人の妊孕性と温存意思が関わり、妊娠を希望していない場合は子宮全摘を勧められます。
妊孕性(にんようせい):妊娠することができる可能性

準広汎(こうはん)子宮全摘出術

子宮頸部を含む子宮全体と、膣(一部)、基靭帯(一部)を切除する術式です。がん病巣の取り残しがないように、単純子宮全摘出術よりも少し広めに子宮を切除する手術療法です。

基靭帯(きじんたい):骨盤へとつながる子宮を支えている子宮頸部の周囲にある太い靭帯

広汎子宮全摘出術

がん病巣を完全に取り除くために、準広汎子宮全摘出術よりもさらに、基靭帯や腟を大きく切除し、腹腔内にあるリンパ節の郭清も行う術式です。

子宮全摘出、基靭帯や腟を大きく切除するのに加えて、骨盤内のリンパ節も一緒に切除(リンパ節郭清)します。

がん病巣を完全に除去する可能性が高い手術ですが、一定の割合で合併症が起きるリスクがあり、リンパ浮腫、排尿のトラブル、性生活への影響などが挙げられます。

広汎子宮頸部摘出術

広汎子宮全摘出術が必要な進行期で、広汎子宮全摘出術と同じ範囲を切除しますが、子宮体部と卵巣を残す術式です。

妊娠可能な年齢で子どもが欲しい場合に、妊娠するための力を保つために行われる手術方法です。

※本来取ってしまう子宮体部と卵巣を残す方法なので、がん病巣が小さいなど一定の基準を満たしている必要があります。

Ia2期、Ib1期に対して妊孕性温存治療として、広汎子宮頸部摘出術が治療の選択において検討されています。この術式は、従来の広汎子宮全摘術との比較検討が十分ではない部分がありますので、術後の再発率や死亡率、妊孕性の温存率などについてはご留意ください。

手術後には、一定の割合で合併症が起こることがあります。

手術における技術の進歩や合併症の予防法が向上し、合併症を発症する割合は低くなってきていますが、一定の割合で合併症が起こることもあります。

子宮頸がんの手術に伴う合併症には、上記の広汎子宮全摘出術の欄で挙げた、リンパ浮腫(足や下腹部のむくみ)、排尿のトラブル、性生活への影響などがあります。

他にも、便秘、腸閉塞、更年期障害と同様の症状(卵巣欠落症状)などが挙げられます。手術の後に気になる症状が現れた際には、必ず担当医に相談するようにしてください。

リンパ浮腫

体内の循環器系では、血液を循環させる血管系と、リンパ液を循環させるリンパ系がありますが、リンパ浮腫とはリンパ液の流れが悪くなり、タンパク質の多い水分(リンパ液)が皮下組織に溜まり、手足などがむくんでくる状態をいいます。

リンパ液は手足の先から胸部へと一方向に流れており、リンパ液の通り道であるリンパ節とリンパ管を手術により切除することによって、リンパ液の通り道が少なくなり、足や下腹部がむくみやすくなるというものです。

リンパ浮腫を確実に予防する方法はありませんが、日々の生活の中で次に挙げる行動をこまめに実践した場合、予防に効果的であるといわれていますので、自分でマッサージを行うセルフケアの方法を習得しておくことが大切です。

・足を高くして休む
・圧迫した状態での運動をする(運動療法)
・弾性ストッキングを履くなど(圧迫療法)
・リンパドレナージをする
・スキンケアなどを継続的に行う
※弾性ストッキングは、医師による弾性着衣装着指示書があれば保険適用(療養費として支給)になります。

排尿のトラブル

排尿のトラブルは、広汎子宮全摘出術に起こりやすいのですが、それは排尿に関係する神経が基靭帯の中を巡っていることにあり、その基靭帯を広く切除する広汎子宮全摘出術に多いのです。

症状
・尿の溜まりがわかりにくい
・尿を出しにくい
・尿が全部出しきれない
・尿漏れ

多くの場合、術後の数週間〜数カ月で、個人差にもよりますがある程度は改善していきますが、手術前と同様の状態に回復することは難しいことがあります。

ですので手術後は、尿を溜めすぎないように気をつけて、強くお腹を押して無理やり出さないように注意し、一定の間隔で排尿するなど日常生活での心掛けが必要です。

便秘

便秘の症状も、広汎子宮全摘出術を行った際に起こりえる症状ですが、頻度は排尿のトラブルが起こることより少なく、下剤の服用や食事制限により改善を図り、比較的短期間での回復が見込めます。

腸閉塞

どの手術に対してもそうですが、手術を行うと一時的に腸の動きが鈍くなり、腸の動きの回復が遅れたりすることがあります。

お腹の中のキズと腸が癒着したりするなどして、摂取した食べ物や飲み物の流れが悪くなり、スムーズに食事をとることができなくなることがあります。

しばらくの間、食事を取らずに断食して腸を休めることで、多くの場合は回復が見込めます。稀にですが改善しない場合は、腸にチューブを入れる処置や手術が必要になることがあります。

症状
・腹痛
・嘔吐
・ガスが出にくくなる

卵巣欠落症状

卵巣欠落症状とは、卵巣を切除した際や機能が失われた場合に、その後遺症として現れる症状のことで、更年期障害と同様の症状を引き起こしやすくなります。

閉経前に手術で卵巣を失ったり、放射線治療で卵巣の機能が失われると、女性ホルモンが減少しますので、更年期障害の症状が現れやすくなります。

具体的には下記のような症状などが挙げられます。

症状
・ほてり・発汗・食欲低下・だるさ・イライラ・頭痛・肩こり・動悸・不眠・骨粗しょう症・高脂血症・腟からの分泌液の減少

個人差によって症状の強さや発症する期間は異なりますが、特に年齢が若いと症状が強くなる傾向があります。辛くて苦しい場合は、我慢しないようにして担当医に伝えるようにしましょう。

症状を軽減するためには、血行を良くして血液循環の改善をしたり、精神的にリラックスしたりすることも大切です。症状を和らげるために、必要に応じてホルモン療法薬や漢方薬などが処方されます。

子宮頸がんの治療法【放射線治療】

子宮頸がんに対する放射線治療には、外部照射と内部照射があります。

放射線治療は、医療の中でも進歩の目覚ましい分野で、手術療法、抗がん剤による化学療法と並ぶガンの三大療法の一つで、ガンに侵された臓器の機能と形態の温存ができます。

腫瘍の成長を遅らせたり、縮小させるために放射線を使用する治療法で、細胞の放射線に対する感受性、ダメージを受けた後の回復力の差を利用します。

放射線を照射することによる直接的な痛みはありませんし、ガンに対する局所療法であるため、全身的に及ぶ影響が少なく、高齢者にも適応可能な患者に負担が少ないガン治療法です。

放射線治療では、細胞内のDNAを直接傷つける高エネルギーのX線やガンマ線を照射することで、がん細胞にダメージを与えて縮小させる効果が期待できます。

子宮頸がんに対する放射線治療には、外部照射と内部照射があります。

外部照射:体の外側から放射線を照射する方法
内部照射:腟を経由して子宮頸部のがん病巣の部分に内部から照射する方法

外部照射
外照射:骨盤の外から照射する
内部照射
腔内照射:子宮頸部のがん病巣に直接照射する
組織内照射:放射線を放つ物質をがん組織やその周辺組織内に直接挿入して行う

放射線治療は、ステージに関わらず行うことができますが、子宮頸がんで放射線治療を行うケースしては、根絶を目的として行われるケース、術後に補助的に行われるケースが想定されます。

比較的進行したがんの場合には、細胞障害性抗がん薬と併用して、放射線治療(化学放射線療法)を行うことが多く、化学療法と組み合わせて行われる方が、放射線治療を単独で行うよりも、高い効果が期待できるとされています。

また、手術後の再発リスクの高い人や、初めての治療で放射線治療を選択しなかった人が、再発した時に行う治療手段にもなっています。

放射線治療の副作用には、急性反応と晩期合併症があります。

●急性反応:照射開始後数週間以内に起こる
●晩期合併症:治療後数カ月から数年たってから起こる

急性反応
・だるさ
・吐き気や照射された部位の皮膚炎
・粘膜炎
・直腸炎や膀胱炎
急性反応にはこのような症状がありますが、通常これらは治療が終わると自然に治っていきます。

晩期合併症
・消化管からの出血や閉塞
・穿孔(穴が開く)
・直腸腟ろう(直腸と腟がつながって腟から便が漏れる症状)
尿路の障害としても下記のような症状がありますが、必ずしも起こるものではありません。
・出血
・感染
・膀胱尿管腟ろう
・腟が狭くなる
・腟の壁同士がくっついたりする

放射線治療にはX線以外に、「陽子線治療」と「重粒子線治療」があります。

陽子線治療

放射線治療には、X線やガンマ線を使う治療が従来からありますが、通常のX線の放射線治療では、がん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまうことがあります。

陽子線治療は放射線治療の一種で、がん局部だけを照射しますので、周囲の正常な細胞が傷つくことをより抑えることができる治療法になります。

陽子線治療は、重粒子線(炭素イオン線)治療と共に、粒子線を用いる治療法です。陽子とは水素の原子核のことで、プラスの電気を帯びた目に見えない微細な粒子です。

水素ガスをもとに、特殊な装置で陽子をたくさん生成し、真空中で加速してエネルギーを高めると、がん細胞を破壊する陽子線を作ることができます。

この陽子線でがん細胞を攻撃するのが陽子線治療で、痛みもほとんどなく1日15~30分程度のため、身体への負担が少ない治療法になります。

重粒子線治療

重粒子線治療は、炭素イオンを光速の70%にまで加速させてがん細胞に照射し死滅させる治療法で、がん病巣に集中的に放射線を照射する放射線治療法です。陽子線治療と比べて、さらにガン細胞だけに集中してダメージを与えます。

がん病巣に的を絞って最大の線量で照射できるのが特徴で、X線と比べてがん細胞を死滅させる効果は2~3倍あり、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能とします。

身体を突き抜けないでがん細胞でピタリと止まるので、がん局部の集中的な治療が可能となります。治療は1日1回で20~30分程度の治療時間になります。

重粒子線治療の特徴として、重粒子線及び陽子線の放射線量は、体の表面では弱く、がん局部においてピークになる特性(ブラッグ・ピーク)を有しています。

このため、ピンポイントでガン局部を狙いうちすることが可能で、がん病巣に十分なダメージを与えつつ、正常な細胞にはダメージを最小限に抑えることを可能にしています。

従来の放射線治療が苦手としていた、局所進行性の子宮頸がんに対し高い効果が得られることが期待できます。がんの大きさや進行度などによって、適応となるかどうかが変わります。

メスなどを用いてがんを取り除く手術療法と比べると、身体に直接傷をつけずに治療することができるため、とても身体に優しい治療なのですが、難点は高額な治療費がかかることですね。

医療保険やガン保険の『先進医療特約』があれば安心

高度先進医療として認可されており、自己負担で治療費は約300万程度かかり高額医療となるので、重粒子線治療を受ける場合、技術料として自己負担が多大にかかります。

また、その他にも入院費や検査費も別途かかりますが、医療保険やガン保険に『先進医療特約』があり、加入している場合は高額な技術料を気にせず治療に専念できるのではないでしょうか。

しかし、残念なことに一部の場合を除いては、ガンに罹ってからでは保険に加入することはできません。できれば、万一を想定して後悔しない保険選びをしたいものです。

先進医療特約についてはどこの保険会社でも月額保険料は100円前後程度です。もちろん健康第一ですが、もし再発などのことを考えると、せめて金銭的な心配をせず納得のいく治療を受けたいですよね。

そのために必要なものは・・・やはり「役に立つ保険と信頼できる担当者」ではないでしょうか。しっかりと保険は選びたいものです。

保険選びについては、こちらの保険相談で一度相談されてみてはいかがでしょうか。

子宮頸がんの治療法【薬物療法】

薬物療法には、「細胞障害性抗がん薬」と「分子標的薬」があります。

化学物質(抗がん剤)を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊させる治療法です。全身のがん細胞を攻撃して破壊し、体内のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。

子宮頸がんでの薬物療法は、主に以下のような場合に行われ、クオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を保ち生存期間を延ばすことが治療の目標となります。

●遠隔転移のある進行がんの場合
●子宮頸がんが再発した場合

ただし、比較的早めのステージでも、腫瘍が大きい場合には手術をする前に化学療法を行って、腫瘍を小さくしておくことも検討されます。

細胞障害性抗がん薬

細胞障害性抗がん薬は、細胞の増殖の仕組みに着目し、その仕組みの一部を邪魔することでがん細胞を攻撃する薬ですが、がん細胞以外の正常に増殖している細胞も影響を受けます。

子宮頸がんに対しては、基本的に白金(プラチナ)製剤のみによる単剤療法と、他の薬を併用する多剤併用療法が中心に行われます。また、白金製剤は、放射線治療の効果を高めるために使われることがあります。

白金製剤:細胞障害性抗がん薬の中で白金を含むグループのこと
子宮頸がんで使う主な白金製剤
→シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチンなど
白金製剤以外の薬
→パクリタキセル、イリノテカン、ノギテカンなど

白金製剤と他の薬を組み合わせる多剤併用療法では、シスプラチン+パクリタキセル、もしくは、カルボプラチン+パクリタキセルが標準治療として用いられることが多くなっています。

子宮頸がんの治療目的で使用される抗がん剤は、投与後に副作用の有害事象がみられるものが多くなります。また、一部の抗がん剤では保険適応外の薬もあるので、抗がん薬を受ける際には主治医とよく相談してください。

副作用には以下のような症状があります。

副作用
・吐き気・悪心・嘔吐・食欲不振・脱毛・末梢神経障害(感覚低下、痛み)など

分子標的薬

分子標的薬は、がん細胞の増殖に関わるタンパク質を標的にしてガン細胞を攻撃する薬です。子宮頸がんでは、ベバシズマブが使われており、細胞障害性抗がん薬と共に用いられます。

副作用には以下のような症状があり、従来の細胞障害性抗がん薬とは異なる副作用が報告されています。

副作用
・傷が治りにくい・高血圧・タンパク尿・出血など

子宮頸がんの治療法【免疫療法】

免疫療法は、免疫本来の力を回復させてがんを治療する方法です。

手術療法、放射線治療、薬物療法の三大療法に加えて、第4の治療法として期待されているのが「免疫療法」です。

免疫療法は、免疫本来の力を回復させることによってがんを治療する方法で、発展途上の治療法で研究が進められている治療分野です。

ですので、ほとんどの免疫療法では有効性(治療効果)が証明されておらず、効果が科学的に証明されていない免疫療法が多数あります。

有効性が認められた免疫療法は、免疫チェックポイント阻害薬などの一部の薬に限られ、がんの種類も限られています。

効果が証明されていない治療法は、保険診療として適応されないことから、患者が全額自己負担をする自由診療として行っている医療施設もあります。

自由診療で行われている免疫療法には、効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。

効果が証明されている免疫療法は、限られています。

一口に「免疫療法」といっても、効果が証明され保険診療になっている免疫療法と、効果が証明されていない免疫療法がありますので慎重な確認が必要です。

●免疫療法(効果が証明されている)
●免疫療法(広義)

効果が証明されている免疫療法にもリスクがあり、従来の化学療法に比べて副作用が少ないと報告されていますが、これまでの薬とは異なる作用をすることがあります。

効果が証明されている免疫療法でも、副作用がいつ生じるか予測がつかないといった場合や、思わぬ部位に副作用が出ることがあるため注意が必要です。

免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ)

従来のがん治療に加わった免疫療法に用いられる薬です。切除が困難ながん治療、末期がん患者の延命治療などに応用されています。

オプジーボの副作用には、以下のような症状が出る場合があります。

副作用
・疲労・息切れ・発熱・のどの渇き・むくみ・貧血・食欲不振・筋肉痛・足や腕が上がりにくくなる・物が二重に見える・感覚麻痺・吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・便秘・体重減少または体重増加・脱毛・精神状態の変化・1型糖尿病の発症

このように、免疫療法には期待と共にリスクも併せ持ちますので、受ける前には治療を提供する医師によく確認し、ご自身が納得した上で行う必要があります。

子宮頸がん 妊娠中の治療

妊娠時のステージに対して推奨される治療は?

0期の治療

①生検組織診が上皮内ガンであり、細胞診、コルポスコピー診が一致している場合は、0期を妊娠中の最終診断として、分娩後まで子宮頸部円錐切除術を延期することが望ましい。
②上皮内腺癌(AIS)の診断確定のために、妊娠中に子宮頸部円錐切除術を行うことが望ましい。

Ia期の治療

Ia期以上の病変を疑う場合は、診断確定のために妊娠中に子宮頸部円錐切除術を行うことが望ましい。

浸潤がんの治療

退治の子宮外生存が可能な妊娠週数に診断された場合には、胎児娩出後に標準治療を行うことが望ましい。

子宮頸がん 治療後の妊娠

広汎子宮頸部摘出術で子宮体部と卵巣を残した場合

手術後に妊娠するためには、体外受精などの生殖補助医療が必要になるケースが多く、また頸部が短くなるため、妊娠したとしても早産のリスクが高くなリます。

早産を予防するために、頸部を丈夫な糸で縫い縮めたり、頸管が狭くならないように、形成術を加えるといった工夫がされていることがあります。

出産の際は帝王切開が必然的で、広汎子宮頸部摘出術は、標準的な子宮全摘出術に比べて必要な処置は増えますが、手術項目で解説しました通り、技術的には通常の広汎子宮全摘出術と大きく変わることはないです。

以上となります。


まとめ

 

ガン治療における三大治療法と免疫療法について解説してきましたが、冒頭でお伝えしました通り、子宮頸がんの治療は一つの治療法だけではなく、組み合わせて行われることもあります。

各ステージの治療法に明確な答えはありませんので、ご自身の病状に合った的確な治療法を選択し、医師の指示を仰ぎつつ最後はご自身で納得された上で、無理のない治療に専念することが何よりも大切になってきます。

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。

子宮頸がん検査でひっかかり、その後治癒したやまぐちの治療体験記

こんにちは、ブログ管理人の医療従事者やまぐちです。

自然治癒に任せて何もしないでいると
子宮頸がんになり死を招く恐れがあります。

と言われても、自然に治るまで待つんじゃないの?
と思いますよね。でも実際に私の来訪者さんのお姉さんで亡くなった方がいます。

その方はご両親を大切にする、音楽が趣味の明るい方だったそうです。
でも、もう帰ってくることはありません。

私自身、子宮頸がんの前段階になりわかりました。
世の中の子宮頸がん対策が適切ではなかったことを。

そして『本当に』正しい子宮体質改善法を知り試した結果、
薬や手術などをせずに、根本から子宮トラブルを治癒させることができました。

免疫力を向上させたのと同時に子宮体質改善を継続的に行いました。

その方法を私のもとに健康相談で来られる方に伝えると、ありがたいことに子宮トラブルが良くなった方がいます。

子宮体質改善は、異形成だけではなく、子宮に関する婦人病において活用することができます。

子宮頸がんは、その人の進行状況にもよりますが、前段階(前癌病変)を放置すると死を招く恐れがあります。

私が子宮トラブルを根本から改善することができた秘訣は下記リンクからどうぞ
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子宮頸がん検査でひっかかった、やまぐちの治療体験記

 

子宮体質改善は、こちらの別記事でご案内しています。
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