子宮頸がん検診の検査結果の見方!細胞診クラス分類【子宮頸がん検診結果クラス】ブログ

こんにちは、やまぐちです。

当記事では、子宮頸がん検査結果の見方を詳しく解説しています。

子宮頸がん検診結果クラスで示される細胞診クラス分類(ベセスダ分類・従来クラス分類)についてまとめてみました。

また、異形成の診断と診断判定、異形成の進行についても触れていますので、ご参照ください。

子宮頸がん検診の検査結果

子宮頸がん検診の検査結果の見方(ベセスダ分類と従来クラス分類)

 

子宮頸がん検診の検査結果クラス 細胞診(ベセスダ分類 扁平上皮系)

子宮頸がん検診の結果は、細胞診という検査によって判定され、ベセスダシステムに基づき分類されます。従来はクラス1〜5に分けられていました。

子宮頸部の扁平上皮病変は、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成・上皮内がん、微小浸潤扁平上皮がん、浸潤がんと段階的に進展することがわかっています。

検査結果 クラス分類の目安 細胞診結果補足 検査結果の説明
NILM Ⅰ、Ⅱ 陰性 正常または正常範囲内の所見です。正常範囲内では細胞に変化がみられるものも含みますが、炎症・萎縮・刺激などによる良性変化であり心配がない所見です。
ASC-US Ⅱ-Ⅲa 軽度の異型扁平上皮細胞 子宮頚部の表面を形作っている細胞(扁平上皮細胞)に変化がみられますが、良性悪性の区別がつきません。受診が必要です。
ASC-H Ⅲa、Ⅲb 高度の異型扁平上皮細胞 子宮頚部の表面を形作っている細胞(扁平上皮細胞)に変化がみられ、悪性変化の可能性が疑われます。受診が必要です。
LSIL Ⅲa 軽度の扁平上皮病変 子宮頚部の表面を形作っている細胞(扁平上皮細胞)に軽度の異常(異形成)がみられます。受診が必要です。
HSIL Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ 高度の扁平上皮病変 子宮頚部の表面を形作っている細胞(扁平上皮細胞)に高度の異常(異形成)がみられます。早急に受診が必要です。
SCC 扁平上皮がん疑い 扁平上皮がんが疑われます。早急に受診が必要です。

子宮頸がん検診の検査結果クラス 細胞診(ベセスダ分類 腺細胞系)

腺病変に関しては、腺異形成と呼ばれる病変から上皮内腺がん、微小浸潤腺がん、浸潤腺がんに進展すると考えられています。

検査結果 クラス分類の目安 細胞診結果補足 検査結果の説明
AGC 異型腺細胞 子宮頚部の粘液を分泌する細胞(腺細胞)に変化がみられ、悪性変化の可能性が疑われます。早急に受診が必要です。
AIS 上皮内腺がん疑い 上皮内腺がんが疑われます。早急に受診が必要です。
Adenoca. 腺がん疑い 腺がんが疑われます。早急に受診が必要です。
Adenoca. 他の悪性腫瘍疑い その他の悪性腫瘍が疑われます。早急に受診が必要です。

子宮頸がん検診の検査結果クラス 細胞診(従来クラス分類)

今まで日本で用いられた子宮頸部細胞診の報告様式は、クラスⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴという日本母性保護医協会が作成した日母分類でした。

数値化されていたのでわかりやすく、使い勝手が良く汎用されていたのですが、発がんメカニズムの明瞭化に伴い、クラス分類での説明は十分ではなくなりました。

また、国際的に使用されている細胞診の分類との互換性も求められ、現在はベセスダ分類という報告様式で細胞診結果を通知するようになりました。

クラス分類 検査結果 検査結果の説明
クラス1(Ⅰ) (陰性)正常 今回の検査では通常と異なる所見は認められませんでした。
クラス2(Ⅱ) (陰性)炎症は認められるものの正常 良性細胞変化(炎症、萎縮など)がみられますが、特に問題ありません。
クラス3a(Ⅲa) (擬陽性)軽度異形成、中等度異形成 軽度~中程度の異常形成が疑われます。受診が必要です。
クラス3b(Ⅲb) (擬陽性)高度異形成 高度の異常形成が疑われます。受診が必要です。
クラス4(Ⅳ) (陽性)上皮内ガンが疑われる 悪性変化の強く疑われる異形細胞がみられます。早急に受診が必要です。
クラス5(Ⅴ) (陽性)子宮頸がんが疑われる 悪性の異形細胞がみられます。早急に受診が必要です。

子宮頸部異形成

子宮頸がん検診の検査結果 子宮頸部異形成の診断

子宮頸部異形成の診断は、一次検診として細胞診が行われます。

異形成は子宮頸がん検診で見つかり、子宮頸部異形成の診断は一次検診として細胞診が行われます

陰性(従来クラス1〜2)、異形成(従来クラス3a〜3b)、子宮頸がん(従来クラス4〜5)、どの分類に属するかを診断します。

子宮頸がん検診のこの細胞診の一次検査で現状の状態を把握します。細胞診で陰性と診断された場合は、それ以降の検査を受ける必要はありません。

クラス3a〜5と診断された場合は、HPV検査を受けます。HPV検査も採取した細胞をもとに検査し、子宮頸部の細胞がHPVに感染しているかどうかを調べます。

ガン化の危険が大きいハイリスク型かどうかなど、感染しているウイルスの種類を見分けます。

異形成が見つかりHPVの感染が認められた場合や、6ヶ月後と12ヶ月後の再検査で中等度異形成と診断された場合は、コルポスコピー診を受けます。

コルポスコープという子宮頸部を拡大して観察する検査機器を使用して、異形成の進行状況を目視で確認します。

また、異形成から細胞を採取して生検(組織診)を行います。以上の検査結果から、異形成や子宮頸がんと診断されたら治療方針を検討します。

子宮頸がん検診の検査結果 子宮頸部異形成の診断判定

異形成に分類されるのは、従来クラスで3a〜3bの判定です。

子宮頸がんの前段階である子宮頸部異形成は、細胞診の結果で軽度異形成(従来クラス3a)であれば、まだガン化せずに済む可能性が高いでしょう。

異形成の進行度は、子宮頸がん検診の生検(組織診)の結果から下記にように分類されます。このうち上皮内癌は異形成のCIN3に含まれますが、実際には子宮頸がんで子宮頸がん0期にあたります。

0期とは極めて初期の段階で、転移の危険がない初期ガンを意味します。異形成から上皮内ガンまで進行した場合は、自然に治癒することはありません。

異形成の進行度
軽度異形成 (CIN1)
中等度異形成 (CIN2)
高度異形成 (CIN3)
上皮内ガン (CIN3、子宮頸がん0期)

CIN(cervical intraepithelial neoplasia)
子宮頸部の異形成~上皮内癌を連続した病変と捉える考え方からつけられた名称

CINは、ヒトパピローマウイルス(human papillomavirus、HPV)の感染が密接に関与しており、下記のように考えてよいでしょう。
CIN1:HPV感染の組織像
CIN2:HPV感染の範疇と腫瘍性変化を伴った細胞が混在した組織像
CIN3:HPV感染細胞が腫瘍細胞に移行し置換された組織像

異形成はガン化する前の前段階の状態ですが、進行するほどガン化の危険は大きくなります。


子宮頸がん検査結果の異形成クラス 軽度異形成から中等度異形成への進行を防ぐ

軽度異形成から中等度異形成への進行を防ぐことが重要になります。

初期段階の軽度異形成から中等度異形成に進行する割合は、1〜2%程度にすぎず、この段階であれば異形成の大半は、ガン化せずに自然に治癒すると考えられます。

しかし、中等度異形成から高度異形成へ進行する確率は約20%、高度異形成から上皮内ガンに進行する確率は約40%と、ガン化の進行度が増し危険は大きくなります。

一般に高度異形成まで進行した場合、手術で病変部を切除しなければならないので、軽度異形成から中等度異形成への進行を防ぐことが重要になります。

子宮頸部異形成は、自覚症状が現れないことがほとんどなので、子宮頸がん検診(細胞診)をキッカケに発見されることが多い病気です。


まとめ

 

子宮頸がんの前癌病変である子宮頸部異形成は、言い換えれば子宮頸がん検診を受けなければ見つからないと考えてもよいでしょうね。

私自身も検査キットの検査がキッカケで見つかり、発覚してからの的確な改善方法のお陰で助かりましたからね。

それ以後は、半年に一度のペースで検査キットの検査を受け、2年に1度の定期検診でカバーしています。

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。

子宮頸がん検査でひっかかり、その後治癒したやまぐちの治療体験記

こんにちは、ブログ管理人の医療従事者やまぐちです。

自然治癒に任せて何もしないでいると
子宮頸がんになり死を招く恐れがあります。

と言われても、自然に治るまで待つんじゃないの?
と思いますよね。でも実際に私の来訪者さんのお姉さんで亡くなった方がいます。

その方はご両親を大切にする、音楽が趣味の明るい方だったそうです。
でも、もう帰ってくることはありません。

私自身、子宮頸がんの前段階になりわかりました。
世の中の子宮頸がん対策が適切ではなかったことを。

そして『本当に』正しい子宮体質改善法を知り試した結果、
薬や手術などをせずに、根本から子宮トラブルを治癒させることができました。

免疫力を向上させたのと同時に子宮体質改善を継続的に行いました。

その方法を私のもとに健康相談で来られる方に伝えると、ありがたいことに子宮トラブルが良くなった方がいます。

子宮体質改善は、異形成だけではなく、子宮に関する婦人病において活用することができます。

子宮頸がんは、その人の進行状況にもよりますが、前段階(前癌病変)を放置すると死を招く恐れがあります。

私が子宮トラブルを根本から改善することができた秘訣は下記リンクからどうぞ
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子宮頸がん検査でひっかかった、やまぐちの治療体験記

 

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